先週の記事にてアジサイの話がありました。
アジサイ、梅雨、と言えばもう一つ思い浮かぶのがカタツムリではないでしょうか?
実際に探してみると、アジサイの葉にカタツムリがいる姿は普通に見られます。
ただしアジサイの葉はカタツムリにとって毒となるので、カタツムリはアジサイを食べているわけではないようです。
多くのカタツムリが好むのは柔らかい葉物やキノコです。さらにはカルシウム補給のために仲間の殻をかじったり、昆虫などの死骸を食べることもあります。
アジサイの葉は比較的大きくて厚みもあるので、カタツムリが日差しを避けたり身を隠すのに適しているのです。(同じ理由でカエルなどが隠れていることもあります。)
ただし全ての種類がアジサイの影を好むわけでもなく、種類によって好む環境は異なります。
キセルガイはコンクリートの塀でよく見られますし、オカチョウジガイのように石の下で見つかる種類もいます。
ナメクジは堂々と地表を歩き回る姿が良く見られますし、オカモノアラガイは水辺に多いです。
カタツムリを見かけたら周囲の環境も気にして観察すると面白いですよ。